昨日「オジサンだって 女子だもん。」がおもしろい、という記事を書いた。
何がおもしろく感じるのか、昨日ずっと考えていた。
あのビジュアルと、360度どこからみてもオジサンが、「女子だもん」と言い切ることに加えて
やっぱりあの言い方「~だって、~だもん。」だよね。
これは、使ってよい年齢があると思う。
例えば、兄弟げんかをして怒られたお兄ちゃん(ケンちゃん)が訴える。
「ケンちゃんだって、痛かったもん!」
もしくは、運動会のかけっこで1位になったお兄ちゃんが褒められるのを見た妹(マリちゃん)が、アピールする。
「マリちゃんだって、1位だったもん!」
でも例えば、コンペに負けたことを部長に報告する課長(モリヤマ氏)が、
「モリヤマだって、頑張ったもん!」
とは言わないし、
彼氏の携帯を盗み見たことを咎められたOL(ユミさん)が、
「ユミだって、さみしかったんだもん…」
・・・・・・。
まあ、最後のは、ユミさんがめちゃめちゃかわいいとか、それでも2人がラブラブとかなら構わないかもしれないけど、
普通は言わないよね、大人が。
「~だって、~だもん。」とは。
これは通常、自己弁護とか頑張ったアピールに使われる言い回しで、使えるのはせいぜい小学生までじゃないかしら。
それを、オジサンが、しかも“女子である”ことを訴えることに使っているから、おもしろいよね。
複数のギャップが組み合わさって、ツッコミどころがいっぱい。
ツッコミどころがある広告が、好きです。