諸事情により、更新が滞っていました。
…と、言おうとして「はて『諸事情』で合っているかな?」と心配になりました。
お休みをいただく時とか、「ショヨウのため」とかよく言いますよね?
あれ?「所用」だったかしら?「諸用」ではないのかしら…?
調べてみました。
まず手持ちの『新明解国語辞典』と『大辞泉』で調べてみたところ、単語として載っていたのは「所用」のみ。
【所用】(①その人が用いること。)②他をさしおいてもかかすことのできない用事。
『新明解国語辞典』三省堂より【所用】(①用いること。用いるもの。)②用事。用件。
『大辞泉』小学館より
では「諸用」は間違いなのか?
「諸」でひいてみました。
【諸】同類の物についての内容を問題とせず、幾つか(幾つも)あることを表わす。多くの。「諸君・諸国・諸種・諸問題」
『新明解国語辞典』三省堂より【諸】多くの。もろもろの。「諸君・諸侯・諸国・諸派・諸般」
『大辞泉』小学館より
つまり、接頭語として使うことで
「諸用」・・・もろもろの用件。
という意味になるわけですね。
また『実用日本語表現辞典』では
【諸用】いくつかの用事。「所用」と同じ意味合いで用いられたり、「所用」に代替されたりすることも多い。
となっていました。実際には、所用と同じに用いられることも増えているようですね。
「諸用で…」といったところで、
「え、何?もろもろって何?何と何と何?」
なんてことを聞かれることはないでしょう。
私の場合も、事情はひとつで、その事情が差し迫っていたため更新できなかったのですが、
「差し迫った事情により、ブログが更新できませんでした」
というほどは、切羽詰まっていないし、ブログの更新はそれほど差し迫ってやるほどでもないし、なんだか落ち着きが悪いですよね。
だからやっぱり
諸事情で…
ということにします。
諸事情で更新が滞っておりましたが、またのんびりやっていきたいと思います。
どもども。