昨日ヤフトピに、こんなニュースがあがっていた。
「歌って踊っていない」風間俊介 芝居に出合わなかったら…今
スポーツニッポンより
この「出合う」という漢字を自分で使ったことがなかったし、記事の内容を読んで、自分だったらやっぱり迷うことなく「出会う」を使ってしまうだろうと思ったので、調べてみました。
国語辞書を引いてもいまいち分からず……こういうのは用語集が得意です。
であい・であう
=出合い・出合う〔遭遇、主に事物〕売り買いの出合い、川の本流との出合い、国道と県道が出合う、出合い頭、出合残高、山道で熊と出合う
=(出逢△)→出会い・出会う〔人・思い入れのあるものとの場合〕旧友と出会う、出会いと分かれ、名作との出会い
『朝日新聞の用語の手引』朝日新聞出版よりであい
出合い〔一般用語〕川と川との出合い、出合い頭、出合い茶屋、本・動物などとの出合い
出会い〔主に人と人との場合〕旧友との出会い
〔注〕本・動物など特別な思いを込めて「であい」を表現する場合は「出会い」を使ってもよい。
『記者ハンドブック 新聞用字用語集』共同通信社より
なるほどー。
この記事の場合、芝居は「事物」なので、「出合い」が使われているわけですね。
同時に、風間さんにとって芝居は特別な「であい」だったことが分かるので、「出会い」でも良いということになります。
一方で、特別な「であい」でない場合、熊などとの「であい」は「出合い」でなくてはなりません。
でも「今日ちょっとそこで熊に出合ったよ」という人は、あまりいないのではないでしょうか。
熊との「であい」は、大概特別ですね。
それから「出合い茶屋」って何?と思って調べてみたら、ちょっとピンクなにおいがしました。
ご興味のある方は、調べてみてね。